2022年に向けたカジノのエクステリアデザイントレンド
ギャンブルのトレンドは今この瞬間も変化を続けています。しかし1つ確かなのは、実店舗のカジノはオンラインカジノの台頭によって右肩下がりになっているということです。さらに新型コロナウイルスのパンデミックによって、ギャンブル業界にとって事態はさらに悪化しました。
オンラインカジノは実店舗のカジノと同じようなサービスを提供しているとはいえ、カジノフロアの環境や雰囲気を再現することはできないので、熱心なギャンブラーにとっては大きなマイナスです。
実店舗のカジノに足を運ぶのが好きな方のために、今後のエクステリアデザインのトレンドがどうなっていくのか、その予想をご紹介します!
窓がない
この点については新しい要素はなく、今後も続いていくトレンドになるでしょう。全てとは言えないまでも大半のカジノには窓がありませんが、それには理由があります。経営者たちは「ノーウインドゥ」の原則を取り入れることで、プレイヤーを現実世界から切り離し、ゲームだけに集中させようとしているのです。
自然光が入ってこないと、ゲストはギャンブルの世界に没頭し、外の世界の問題や現実の生活が頭から消えてしまいます。さらに時間の感覚が失われ、さらにカジノでのギャンブルに時間を費やすことになるという仕組みなのです。
彼らは大金を夢見て何時間もプレイを続けますが、そこはカジノ側が圧倒的に儲かるような仕組みになっているのです。
高級感あるランドスケープ
現在のカジノは、豪華なランドスケープへの投資にも力を入れています。彼らはゲストに最大限の喜びを提供しようとしているのです。だからこそリゾートの敷地内には、ゴルフコースや植物庭園、美しい人工ビーチなどが作られるのです。
そうしたカジノにはゲストが望むもの全てが揃っているので、しばらくの間は、そこを離れる必要はないでしょう。おそらくお気づきかもしれませんが、いわゆる本来の意味でのカジノはもはやほとんど存在しません。今やカジノはギャンブル、宿泊、美味しい食事、プールでのリラックスと、様々な要素が詰まった巨大リゾートへと姿を変えたのです。
雰囲気
先程も触れたようにカジノは窓を付けず、建築デザインはオールドスタイルで暗めの雰囲気というのは特に目新しい話ではありません。しかしながら、多くのカジノが自然光を取り入れるという新たなトレンドが出てきています。
なぜ室内が暗いのかは明白で、プレイヤーを現実世界から切り離してたくさんお金を使わせようという意図がそこにはあります。しかし現代建築に関するある研究によると、そうした環境が人々の感情に影響することはないということが明らかになっています。
つまり、開放的な雰囲気の自然光でも暗闇でも効果は同じなのです。そのため今後は暗さを重視した環境よりも、暖かみがあって優しい色合いのモダンなデザインが増えてくるはずです。そうしたデザインはゲストに対するプレッシャーを軽減し、よりリラックスさせる効果があるでしょう。